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田中 裕史; 迫田 晃弘; 安藤 正樹; 石森 有
保健物理, 51(2), p.107 - 114, 2016/06
日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターでは、空間線量率の監視や気象観測を常時行っている。本研究では、2014年4月2015年3月における降雨雪による空間線量率の変動を評価した。原子力機構人形峠では、冬季の積雪が多いという地域的特徴がある。概ね月1回の頻度で一定時間、降雨雪を採取し、ラドン子孫核種濃度を測定した(全17事例)。測定結果を用いて空間線量率の変動を計算した結果、観測値と比較的良い一致がみられた(4例を除く)。この4例のうち2例は、後方流跡線解析より降水採取前後での子孫核種濃度の変化が示唆され、これが不一致の原因と考えられた。他の2例は、雨水の地表からの流出によると考えられた。
廣内 淳; 西澤 幸康*; 卜部 嘉*; 嶋田 和真; 眞田 幸尚; 宗像 雅広
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故後、放射性セシウムの沈着マップを作成するために国家プロジェクトとして航空機モニタリングが行われた。航空機モニタリングの測定値から人工放射性核種の放射能濃度を精度よく求めるためには、自然放射性核種(特に大気中ラドン子孫核種であるPb-214とBi-214)の寄与を除く必要がある。そこで本研究の目的はモニタリングデータから空気中ラドン子孫核種の寄与を弁別する手法を考案することである。弁別手法を川内原子力発電所での観測値に適用した結果、航空機モニタリングで得られた線量率と地上測定での線量率の一致度がよくなり、本手法の妥当性が確認できた。